がたいよさげの日記

思ったこととか本や映画の感想文

「しないことリスト」pha しなきゃいけないこととは?

 

読みました

 

しないことリスト

しないことリスト

 

 相変わらず読みやすい文体で二日くらいで読み切りました。phaさんの考えとか価値観にはすごく共感するところが多くて、さらに僕がぼんやり思っていることをうまく言語化してくれている感があって蛍光ペンをたくさん引きながら読んだ。

 

内容をざっくり言うと、世の中にある「しなきゃいけないこと」って本当にしないといけないの?世間に蔓延している「しなきゃいけないこと」をひとつひとつ整理していきましょう、という本。

 

はじめに、で「なぜこんなにもしなきゃいけないことに追われるのか」ということに対してphaさんは「情報が多すぎるから」「その方が儲かるから」という二つの理由を挙げている。

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phaの日記 最近考えていることを読んで思ったこと

 この記事を読んで

 

pha.hateblo.jp

phaさんは「持たない幸福論」を読んでからの大ファンだ。この人の文章は独特の表現と読みやすい文体でサクサク読めてしまうのですごく好きだ。

 

 

誰かの生活をなんとかしたいと思っても、その人にただ生活費のお金をあげ続けてもだめになりそう。そもそもそんなお金もないし、やっぱり、ある程度やることがないと人間は腐ってしまうというところがあると思う。そういう意味では、誰でもできるような仕事を斡旋できたらいい。

最近考えていること - phaの日記

 これと同じようなことをいつも思う。自分は将来農家になって生きていこうと思うんだけど、ゆくゆくは規模を大きくしていって、たくさん人を雇える規模まで大きくしたいと考えている。規模を大きくしたい目的は色んなことをやりたいってのもあるんだけど、「困ってるならウチで働きなよ」みたいなことをしたいってのもある。

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「全部、言っちゃうね」千眼美子 芸能人て大変だねってなる本

今話題の本を衝動買いしてしまった。話題のものはとりあえず手を出してみる完全なミーハー。清水富美加かわいいし。
 
自分は本を読んだり映画をみるとまず他の人の感想をいつも見るんだけど、今回も「他の人の感想を見てみよう」と思い、検索してみると本を読んでもいないのに本のレビューだけで清水富美加をぼろくそにたたいてる人のブログが早速ヒットして日本の闇を感じた。いや、せめて読んでからぼろくそ言おうぜ。22歳の女の子を匿名でたたいて何が楽しいんだろう。日本のネット怖いぜ。と思っていたけど、冷静に「憶測だけで話している芸能人より説得力がある」とか言う意見もあって捨てたもんじゃないなと思った。
 
感想をひとことで言えば、「芸能界は大変なんだな」と思った。
この本に書かれていることだけが芸能界の真実、なんて思ってないけど「清水富美加から見た芸能界」はこう見えたんだなというのは感じた。
池上彰がよく口にする「まず知ることが大切」という言葉をおもいだす。

書評:横並び人間に読ませたい 「疑う技術 嘘を見破る9つの視点」

何気なく手にした本が結構おもしろかったりすることありますよね。今回はそんな感じの本でした。

「疑う技術 嘘を見破る9つの視点」藤沢晃治 PHP新書
 

冒頭から、

人に流され、社会に流され、時代に流されて生きている人は、自ら考えて行動しない人とも言えるでしょう。「疑わない」とは「考えない」と同義なのです。

 これですよ。流されまくって思考停止しているやつらに音読させてやりたいですね。「疑う、疑問が浮かぶ」ってことはそれだけ「考えてる」ってことなんですよね。それなのに一人違う意見を言うと「なんだこいつ」みたいな空気になる。バカヤロー!

 

2006年に出された本なんですけど現在でも非常に勉強になる良本でした。

僕が常日頃から感じているのは「日本人は波風立てずおとなしいなぁ」ということです。よく言えば協調的、悪く言えば事なかれ主義です。だけど「実は自分では何んも考えてなくて、隣の人に同意してるだけじゃない?」と僕は思います。

 

「みんな」というのが曲者です。「みんな」が正しいとは限らない

 いや、ホントこれなんですよね。日本に蔓延している気持ち悪い空気。「とりあえず周りもしてるから」みたいな。こういう場面は結構多くてなぜか反論しにくい空気が出る。そこで違う意見を言うと、「やっぱそうだよね」みたいに賛同してくるひとがちらほら出てくる。この「事なかれ主義」をぶっ壊したいですね。