がたいよさげの日記

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書評:横並び人間に読ませたい 「疑う技術 嘘を見破る9つの視点」

何気なく手にした本が結構おもしろかったりすることありますよね。今回はそんな感じの本でした。

「疑う技術 嘘を見破る9つの視点」藤沢晃治 PHP新書
 

冒頭から、

人に流され、社会に流され、時代に流されて生きている人は、自ら考えて行動しない人とも言えるでしょう。「疑わない」とは「考えない」と同義なのです。

 これですよ。流されまくって思考停止しているやつらに音読させてやりたいですね。「疑う、疑問が浮かぶ」ってことはそれだけ「考えてる」ってことなんですよね。それなのに一人違う意見を言うと「なんだこいつ」みたいな空気になる。バカヤロー!

 

2006年に出された本なんですけど現在でも非常に勉強になる良本でした。

僕が常日頃から感じているのは「日本人は波風立てずおとなしいなぁ」ということです。よく言えば協調的、悪く言えば事なかれ主義です。だけど「実は自分では何んも考えてなくて、隣の人に同意してるだけじゃない?」と僕は思います。

 

「みんな」というのが曲者です。「みんな」が正しいとは限らない

 いや、ホントこれなんですよね。日本に蔓延している気持ち悪い空気。「とりあえず周りもしてるから」みたいな。こういう場面は結構多くてなぜか反論しにくい空気が出る。そこで違う意見を言うと、「やっぱそうだよね」みたいに賛同してくるひとがちらほら出てくる。この「事なかれ主義」をぶっ壊したいですね。